秀吉の枕元
maruzo_kun
まるぞう工房
器や食器の重さって意識したことはありますか?かたち、大きさ、柄などを見てお気に入りや丁度欲しかったものが見つかり、お買い物すると思います。重さまではあまり気にしないのではありませんか?重さは目には見えませんから。
重さって、実はけっこう大切なのではないかなと思っています。なぜなら、普段の使いやすさに関わってくるから。以前年配の方から聞かせて頂いたのが、「重いと疲れる」というお話です。若いうちは意識しないかもしれませんが、なるほどと思いました。しかも大抵の場合、器やカップには中身が入ります。カップにはほとんどの場合液体が入るでしょう。すると更に重さが増しますね。
またギャラリーや雑貨屋さんなどのお店で商品や作品を手に取る時、意識していなかったとしても、どこかで重さをイメージして手に取るのだと思います。そうして手に取った時に、「重たい」「お、すごく軽い」「軽すぎて落ち着かない」と言った感想を抱くのではないでしょうか。自身の感覚に少し注目してみると、それが驚きであったり、違和感であったり、心地よさであることが分かるのだと思います。
個人的に、”ちょうど良い重さ”や”心地よい重さ”、そう感じる事の出来るものに出会えると良いなと思っています。重いと良くないと言う訳ではありません。軽ければ良いと言う訳でもありません。それぞれに「相応しい重さ」があるんですね。そう考えながらものを見ると、また違った楽しみ方が見つかるかも知れません。