関西空港駅〜第二ターミナルを最短移動するために。
先日ギリギリのタイムスケジュールで飛行機に乗らないといけない事がありました。飛行機のフライト時間は19時30分。電車は職場の最寄りの滋賀県草津駅から京都駅でのぞみに乗り換えるプラン。関西空港駅到着が17時58分。1時間半もあるから余裕余裕!と思っていたのですが…まず搭乗手続きの締め切り時刻と言うものがありまして…、それが45分前。更に春秋航空はLCCなので関西空港では第二ターミナルを使用します。そのためプラスで移動時間が掛かります。45分前締め切りだから、デッドラインは18時45分。ちょっと不安になってきます。関西空港駅から第二ターミナルへはどれくらいかかるんだろう。連絡バスに乗るので、駅からそこまでの移動時間、バスの待ち時間なども必要でしょう。なのでいろいろネットで調べてみます。大体の情報が出揃うと、第二ターミナルまでは全て含めて20分、多く見積もって30分は考えておいた方が良さそうでした。となると、30分で計算すると連絡バスには18時15分には乗るつもりでいないといけなさそうです。これはなかなかリスキーなスケジュールになってしまった。。なぜなら、仮にJRでどこかの区間に遅れが発生していたら、一発アウトの可能性があります。また搭乗手続きの受付の混み具合だってどうなっているかわからない。そして鉄道の駅からターミナルまでちゃんと間違えずに移動出来るだろうか。とにかくミスやトラブルが一切なく、チェックインカウンターまで辿り着く必要がありそうです。様々な障壁が待ち構える中での出発になってしまったのでした。
事前に切符を購入
こうなると事前の切符購入はマスト。実は京都駅〜草津駅区間は定期があるため、それも含めてどう言う乗り継ぎをすれば良いのか確認も必要でした。また今回は、在来線は使わずにのぞみを使う事にしています。今回の渡航は中国。目的は自分の作品を上海の代理店に無事に届けると言うこと。なので前提として作品へのリスクを減らすと言う意味で、乗り換えは極力減らしたかったんです。
京都駅のみどりの窓口で、草津から出発する事と京都駅〜草津間の定期がある事、そして最速で関西空港へ向かう方法を聞きました。そしてそこでいくつかの方法を教えてもらいます。例えば支払い的に分かりやすいのは、いったん草津駅から京都駅に着いた時点で改札を出てしまってから、直ぐに前もって買っておいた切符を使って入ると言う方法。でもこの場合中央改札への距離や、タイミングによっては旅行客で非常に混み合っているので余裕が無くなるかもしれないと教えてもらいました。そこでとった方法が、特急券だけ買っておいて、ICOCA定期には乗車料金をチャージしておくと言う方法でした。これで京都駅についてから30番ホームまで直接向かい、最後に改札を出る時もICOCAをかざすだけでOKです。片道1860円なので、帰りのことも考えて4,000円チャージしておきました。
大きな荷物を持って右往左往するのは嫌だったので、ここはお金を使って指定席券も購入。席はお任せで取ってもらいましたが、いっぱい空いてるから前後が空いてるところにしておきますね、と。ありがとうございます。あと特急はるかに乗るためのホームへの行き方なども、聞いたらすごく丁寧に教えて貰えました。
移動のシミュレーション
切符の準備もOK、あとは如何に無駄なく移動や乗り継ぎをするかです。道に迷っている時間はありません。調べておきたかったのは、まず関西空港駅に着いてから改札を出るまでの経路。次に改札を出てから連絡バス乗り場までの経路。そして最後に第二ターミナルのどこに着いて、搭乗手続きカウンターがどこにあるのかです。電車がついてから改札へはエスカレーターで上がり、そのエスカレーターは前後に2つあるみたい。そして改札を出たら右へ。出て右側が第一ターミナル、エアロプラザの方向です。あとは数年前の記憶で行けそうでしたが、エアロプラザに入ったら直ぐに左手に、下へ降りていく経路があるはずです。そっちへ進むと外へ出れて、そうするともうバス乗り場が見える、そう言う記憶でした。いろんなサイトの地図や写真などの情報を頭の中で貼り合わせて、出来るだけのイメトレをして当日を迎えます。
いざ当日
道中全てが上手く運んで、もちろんトラブルなんて起こってもらっては困るんですが、実は日中の仕事も問題なくクリアする必要があります。時々業務に問題が生じたり、その日のうちに処理しておかないといけない事が多かったりすると少し残業する事があります。そしてそれは毎日お会いする外部の業者の担当者さんにもよってくる。さあ今日は大事だぞ、誰が来てくれるか…と思っていると、一番慣れていてスムーズな方が来てくれました。これで仕事面はよほどおかしな事が起きない限り大丈夫!期待通り問題も起きず、仕事はきっかり定時退社。そこから直ぐに20kgのスーツケースを転がしながら駅へ向かいます。ここでホームに着いて、電車が遅れていたらアウト。これも時々ある事ですが、今日はそれも無し!問題なく予定通りの電車に乗ることが出来ました。
京都駅に着いたら、すぐに30番ホームへ向かいます。こちらも十分すぎる余裕をもって移動完了。ちょっと途中のKioskコンビニで小腹を満たそうかと思いましたが、あまり良いものがなかったので買わず。ただ、やっぱりこの時何かしら食べておけば良かったと後から思いました。ホームには特急はるかがすでに止まっていました。電車に乗り込むとすぐに荷物を置いておく専用スペースがあり、スーツケースをそこに固定します。前日切符を買う時に荷物について教えて貰っていたのですが、いまいちイメージが出来ずどんな感じなんだろうなと思っていました。やはりあんまり人が多い時は置けない場合もありそうな雰囲気。ただし今回はこちらも問題無し。窓口で取ってもらった予約席に着いて、ここから少しゆっくりです。
いよいよ空港が近づいて来ます。万が一降りる時に人で混み合うといけないので、少し早めに席を立って荷物を外しておきます。まず初めの関門は、いかにスムーズにエスカレーターに乗るか。電車がホームに入っていきます。エスカレーターを目視で確認、「あれだな」と思っていると、自分が降りようとしているドアの位置が、エスカレーターの真ん前にドンピシャで停車!見事なくらい完璧な位置関係でした。2号車の、1号車側のドア。ここがエスカレーターへ向かうのにベストな位置でした。
電車を降りて最短でエスカレーターに向かい、そのままスーツケースを持って駆け上がります。20kgの荷物でしたが、テンションが上がっていたせいか重さは気になりません。次に改札を出て、直ぐにエアロプラザ方面へ向かいます。改札を出たら右へ、すると連絡通路があるのでダッシュで進みます。ここも記憶通り。エアロプラザに着くとそこからも記憶通り。入って直ぐに左手に進むと、1Fへ降りるエスカレーターがあります。そこを降りると外へ出る所があって、出ればもう連絡バス乗り場。ここまで全てダッシュです。外へ出てみると、もうバスが止まっていて、発車しようとしている!乗客をガイドするスロープがややこしくて向かい方を間違いながら、なんとかギリギリ滑り込みました。電車がホームに着いたのが、予定通り17時58分。連絡バスに乗れたのは59分でした。
59分にバスに乗って、実際に第二ターミナルに着いたのが何時だったかと言うと、18時6分でした。このバスは街中を走るわけでもないので、渋滞の時間などは考えなくても良いと思います。なので7分前後で着いています。バスは10分くらいで第二ターミナルに着くと思っておけば良さそう。バスが行ってしまった直後のケースを考えるると、バス乗り場から第二ターミナルへの所要時間は15分〜20分と言ったところが正味の時間だと思います。
最後の関門は、春秋航空の受付場所がすぐに分かるかどうか。調べていても簡易的な図しか出てこなかったので、ちょっと不安です。とりあえずバスが着いて、国際線の建物へ向かって一番近い入り口から入ると、なんとそこはもう春秋航空の受付場所でした。ベストな場所から入ったことになります。あとは飛行機の番号を探して並ぶだけ。それもスムーズに探すことが出来て、結果的に全てが完璧な流れでチェックインまで進むことが出来たのでした。
とは言えそれだけスムーズな乗り継ぎや経路を把握していても、電車が遅れてしまうなど自分ではどうにも出来ないトラブルが起こったら終わりでした。今回は結果的に時間に余裕を持って着くことが出来ましたが、飛行機に乗る場合は十分に余裕を持って移動することが大事だなと、身をもって体感したのでした。