自然の摂理
自然への向き合い方や自然それ自体と言うものは、どうしてこんなに学べるところが多いんでしょう。例えば川で流されたとき。もし本当に流されたらどうすれば良いでしょうか。一つの答えとしては「流されながら岸へ向かえ」です。まあ現実には難しいのかもしれませんが…。つまり原則として流れに逆らわず、身を任せなさいスタンスという事です。海でも同じ、焦ると溺れます。落ち着いて力を抜いておけば、身体は浮くんです。鼻さえ出ていれば死にません。(鼻炎を除く)
竹にしたってよく言われていますね、あれはしなやかだから折れないんだと。どんな強風に吹かれようと、しなっていれば折れてしまう事はありません。
逆に考えると、流れに逆らえば溺れてしまいます。焦ってもがいても溺れてしまいます。竹をカチカチにすれば風の力で折ることが出来るでしょう。人も社会も全く同じですね。人間関係など、例えば川の中で水の勢いを受けながら川上へ歩く、みたいな事をしてしまっている時って有りませんか?嫌なやつを今度こそ言い負かしてやろうとか、何処か落ち度を見つけてやろうとか。いけませんね、戦う事も必要だとは思いますが、基本的には流されましょう。流されながら、辿り着く場所を探しましょう。
逆境も確かに必要です。サーフィンでは波が来ないと乗れません。凧も無風では上がりません。でもサーフィンはしないんで分からないですけど、波もデカけりゃ良いってもんじゃないと思います。良い波とそうじゃない波、危険な波が多分あるんじゃないでしょうか。シケでサーフィンなんて聞いた事ないですから。だからその逆風は帆を張って良いのかの判断はいる気がします。その判断基準は、ひところで言うならメリットがあるか。身に付けたいスキルが身につく、とにかく稼ぎが良い、自分の時間が得られる、そんな場合は適度に帆の角度をコントロールしながら進めば良いと思います。帆をたたむ必要はない。その上で初めのテーマ、リキむ事なく流されておく。自然から学んでおけば、下手なことにはならないと思っています。