ぼくの日常

「今日が人生最後の日」ってやつを実践する

maruzo_kun

歴史上の人物も、現代の有名な経営者の方も、まあみんな同じことを言っています。今日を人生最後の日だと思って生きなさい、と。ローマからはエピクテトスが、日本では山本常朝、現代ではスティーブ・ジョブズ。みんな言っているしもう分かったと、SNSで流れてくることもあるし、今日を最後の日だと思って頑張りましょうと。けど結局本当の意味では分かってないんですよね。言葉としては理解していても、誰もが今日も何の疑いもなく夜には家に帰って、そしてまた布団に入って寝れるということを全く疑わず、心の底から信じている訳です。
でも確実に、今日そうはならなかった人がいます。老衰以外で亡くなった方。自分と同じように朝を迎えて、当たり前のように夕方には家に帰ってくるつもりだったのに、そうならなかった人。明日も必ずいます。自分じゃなくっても家族かも知れない。それでもどこかで自分は、自分の家族は大丈夫って思っているんだから、どうしようもないです。

今は平和なので、「今日こそ死ぬかもしれない!」と考えようとしても現実感がありません。それは仕方がないと思います。だから自分は、ごっこ遊びみたいな事をやっています。今日でホントに人生最後の人ごっこです。意外とやれています。人生最後なんなら、仕事なんてもちろん行かない。みたいな話ではありません。いつも通り過ごすんです。ただし、最後の日だから綺麗にと言うか、恥ずかしくないように誠実にいようとしています。
一日どんな時でも良い顔をしていたいし、身だしなみや髪はきちんと整えておきたい。姿勢も正しておきます。誰かに嫌な事を言われたとしても最後の日にとっては特に気に留める価値はありません。そんな時間があるのなら大事な人の事を想ったり、自分の今と言う時間をめいいっぱい大事にする。”ありがとう”は元気よく言っておこう。感謝を感じれなかったり、間違えを認めて謝れないなんてかっこ悪いです。そんな感じで考えていると、なんとなく活力が湧いてくるんです。自分の場合ですが。「死んだときにたっぷり休める」って誰かが言っていました。勿論休息は当然必要ですが、でもそう考えていると案外動けたりします。

“その日”は必ずやってきます。友人、親兄弟、自分、順番通りにいくとは限らない。今日も一日、一つでも後悔を残さないような生き方が出来れいれば、それで良い気がします。何も起こらなかった日が良い一日です。

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まるぞうくん
まるぞうくん
ねずみの男の子
まるぞうくんは、一緒に暮らしているお兄さんがやっている、陶芸をいつも見ていました。

そうするうちに自分もやりたくなっちゃって、教えてもらって始めたのでした。
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